こんにちは!
オリジナル御朱印帳の制作や、かわいい&カッコいい御朱印帳を手がけている日宝綜合製本の松尾です(^_^)/
今回のテーマは御朱印帳のデザインデータの作り方についてです。とはいっても私はデザイナーではありません。そんな私だからこそお伝えできる、Canvaを使った簡単なオリジナル御朱印帳のデザインデータの作り方や、御朱印帳ならではの作成時の注意点について、お話しできればと思います。
最近はAI技術の発達や、色々な画像作成サービスの登場で、デザインのハードルがぐっと下がりました。「自分でデザインした、世界に1冊だけの御朱印帳を作ってみたい!」「自分の会社独自の、オリジナル御朱印帳を作ってみたい!」と思ったりしませんか?ご自身でデザインを作って、御朱印帳製作会社に依頼すれば、簡単にオリジナルデザインの御朱印帳を作る事が可能です。

プロの方や上級者はAdobe Illustrator(イラストレーター)を使うのが一般的ですが、今はCanva(キャンバ)やAdobe Express(アドビエクスプレス)など、初心者でも直感的に扱いやすい優秀なツールがたくさんあります。
ちなみに、日宝綜合製本ではこうした初心者向けのツールで作ったデータからでも、1部5,000円〜完全オリジナルの御朱印帳が製作可能です!
「よし、自分でも作ってみよう!」と思ったそこのあなた。
デザインを始める前に、絶対に知っておいてほしい「製本の仕組み」と「サイズ注意点」があります。これを知らないと、せっかくのデザインが台無しになってしまうかもしれません……!
初心者の方もなるべく失敗しないために。ここからは、御朱印帳製作を行っている日宝綜合製本が、オリジナル御朱印帳のデザインデータを作る時に知っておいて頂きたい注意点をご紹介していきます。

オリジナル御朱印帳の製作はお任せ下さい。
神社仏閣様やデザイン会社様など向けに御朱印帳の製作サービスを承っております。「イメージが固まっていないけれど相談してみたい」そんな段階でも構いません。お気軽にお問い合わせください。
ぴったりサイズはNG!?御朱印帳の表紙のしくみ
一般的な大判サイズの御朱印帳は、仕上がりの寸法が「縦180ミリ×横120ミリ」です。 「じゃあ、そのサイズでデザインを作ればいいんだ!」と思ってしまいがちですが、実際には少し勝手が違います。
なぜなら、御朱印帳の表紙は以下のような仕組みで作られているからです。

写真の通り、御朱印帳の表紙は、真ん中にあるグレーの芯材(厚手のボール紙)に、デザインが印刷された紙や布地を四方からぐるりと巻き付けて(折り込んで)製作します。
つまり、デザインは仕上がりサイズより少し大きめに作っておかないといけないということになります。
さらに、もうひとつプロの視点からお伝えしたいポイントがあります。

こちらの写真の通り、中に使うボール紙にはしっかりとした「厚み」があります。 そのため、ペラペラの紙を折るのとは違い、厚みの分だけさらに余分に周囲5ミリ以上のデザインが必要になってくるのです。
もし180ミリ×120ミリぴったりでデザインを作ってしまうと、巻き付ける部分の横が白になり、さらには製本の誤差で表に白地が見えてしまったりします。その結果、「思っていたデザインと違う…」「こんなはずじゃなかった!」と、完成後にイメージとのズレを感じてしまうことになりかねません。
せっかくこだわって作ったデザイン。小さなズレのせいで残念な仕上がりになってしまうのは、避けたいものですよね。そのため、デザインデータを作成する際は以下のサイズを意識してください。
最低限必要なデザインサイズ: 縦190ミリ×横130ミリ
そして、実際の表紙用紙は190㍉×130㍉で製作されたデザインから、上下左右にプラス10ミリずつの余裕を持たせた「210ミリ×150ミリ」で用紙(布)を裁断して製本されます。
※日宝綜合製本推奨のサイズです
「仕組みはわかったけれど、具体的にどうやってそのサイズでデータを作ればいいの?」
と思った方、ご安心ください! ここからは、初心者でも失敗せずにこの「プロ推奨サイズ」でデータを作る手順を、Canvaの画面付きで優しく解説していきます。
Canvaで簡単!実際のデザインデータの作り方
それでは、私がもっとも初心者におすすめする画像作成サービス「Canva(キャンバ)」を使って、実際に大判サイズの御朱印帳デザインをつくる手順をレクチャーしていきます!
ステップ1:キャンバスを「カスタムサイズ」で作成する
まずはCanvaを開いて、御朱印帳専用のサイズでデザインの土台(キャンバス)を作ります。
Canvaのホーム画面右上にある「作成」ボタンをクリックします。

メニューの下部にある「カスタムサイズ」を選択します。
単位を「px」から「mm」に変更し、以下の数値を入力して「新しいデザインを作成」をクリックします。
そして 幅:150 高さ:210 に設定します。

ワンポイントアドバイス
前述した通り、大判御朱印帳の実際のサイズは「縦180mm×横120mm」です。しかし、製本時に台紙に巻き付ける必要があるため、キャンバスサイズは理想的な「縦210mm×横150mm」で作成します!
ステップ2:失敗を防ぐ「定規とガイド」を表示する
サイズを設定したら、次は「どこまでが実際の御朱印帳のサイズなのか」がひと目でわかるようにガイド線を引いていきます。これが綺麗に仕上げるための最大のコツです!
- 編集画面の左上にあるメニューから「ファイル」をクリックします。
- 「設定」 > 「定規とガイドを表示」にチェックを入れます。

画面の「上」と「左」に、目盛り(スケール)が表示されれば準備完了です!
ステップ3:「2重のガイド線」を引く
ここが一番大切な工程です。表示された目盛りを使って、キャンバスに線を引いていきます。
- マウスのカーソルを左側または上側の目盛り(スケール)に合わせて、クリックしたままキャンバスの中央に向かってドラッグします。すると、紫色のガイド線が現れます。

この方法を使って、上下左右にそれぞれ「2本ずつ(合計8本)」のガイド線を、以下の数値ぴったりに合わせて引いてください。
- 横(幅)のガイド線:
10/15/135/140 - 縦(高さ)のガイド線:
10/15/195/200

この線の意味
- 内側の枠(15〜135 / 15〜195): ここが実際の御朱印帳のサイズ(120mm×180mm)です!
- 外側の枠(10〜140 / 10〜200): これが巻き付け時の横に見える部分も含んだサイズ(130mm×190mm)です。
ステップ4:ガイド線に合わせてデザインを配置する
ガイド線が引けたら、いよいよ楽しいデザインの時間です!イラストや文字を配置するときは、先ほど引いたガイド線を意識しましょう。
- 「御朱印帳」の文字やメインイラスト: 必ず一番内側のガイド線(15mmの枠)よりもさらに内側に収まるように配置してください。これより外側にあると、製本したときに文字が端に寄りすぎて見栄えが悪くなったり、最悪の場合は巻き込まれて消えてしまいます。
- 背景のデザインやイラスト: 背景は、最低でも2重のガイド線の外側までは敷き詰める必要があります。ここが白いままだと、製本したときに裏側に巻き込む部分の布が足りず、隙間から白い下地が見えてしまう原因になります。

ステップ5:印刷に最適な「PDF(印刷)」で出力する
デザインが完成したら、いよいよ日宝綜合製本へ入稿するためのデータを出力(ダウンロード)します。ここでの設定を間違えると、せっかくのデザインが印刷したときにボヤけてしまうので、最後の仕上げも画面を見ながら慎重に進めましょう!
1. 画面左上のメニューにある「ファイル」をクリックし、表示されたメニューの中から「ダウンロード」を選択します。

2. 画面右側にダウンロードのオプションメニューが現れます。「ファイルの種類」のドロップダウンメニューをクリックし、必ず「PDF(印刷)」を指定してください。

⚠️ 注意!「PDF(標準)」を選ばないで! Canvaには「PDF(標準)」と「PDF(印刷)」の2種類があります。 「標準」はスマホやパソコンの画面で見るためのもの(解像度が低い)なので、そのまま印刷すると画像やイラストがガビガビに荒れてしまいます。必ず「プロ品質の、印刷に最適」と書かれた「PDF(印刷)」を選んでくださいね。
※「トリムマークと塗り足し」などのチェックボックスはすべて外したまま(チェックを入れない)で大丈夫です。
最後に、一番下にある紫色の「ダウンロード」ボタンをクリックします。
これでお手元のパソコンやスマホに、印刷用の綺麗なPDFデータが保存されました。
このデータを製本会社や印刷会社に提出すると間違いないオリジナルデザインの御朱印帳の完成です!
御朱印帳のデータ作成サイズまとめ
ここまで大判サイズのデザイン作成方法をご説明してきました。もう一つ一般的なサイズに、小サイズ(縦160㍉×横110㍉)の御朱印帳のデータサイズ設定も下記に追加してまとめたので
是非、参考にしてください。
| 御朱印帳のタイプ | 実際の仕上がりサイズ | 最低限必要なサイズ | CANVAのカスタム設定サイズ |
| 大判サイズ | 縦180mm × 横120mm | 縦190mm × 横130mm | 縦210mm × 横150mm |
| 小サイズ | 縦160mm × 横110mm | 縦170mm × 横120mm | 縦190mm × 横140mm |
【大判サイズ(180×120mm)】のガイド線数値
横(幅)のガイド線: 10 / 15 / 135 / 140
縦(高さ)のガイド線: 10 / 15 / 195 / 200
【小サイズ(160×110mm)】のガイド線数値
横(幅)のガイド線: 10 / 15 / 125 / 130
縦(高さ)のガイド線: 10 / 15 / 175 / 180
オリジナル御朱印帳の製作は、日宝綜合製本にお任せ下さい。
「オリジナル御朱印帳を作ってみたいけど、何から始めればいいかわからない…」
「このデータで本当に綺麗に仕上がるのかな?」
「こんなイメージの御朱印帳を作りたいけど、実現できる?」
そんな不安や疑問がある方は、お気軽にご相談下さい。
Canvaで作成したデータや、途中段階のイメージでも大丈夫です。
日宝綜合製本では、データ確認から仕上がりのご提案まで丁寧にサポートし、「作ってよかった」と思える、あなただけの一冊づくりをお手伝いします。
日宝では、神社仏閣様やデザイン会社様など向けに、オリジナル御城印帳や御朱印帳の製作サービスを承っております!デザインのご要望はもちろん、表紙素材や製本仕様に至るまで、製本会社ならではの知識とクオリティでご提案いたします。

「こんな御朱印帳を作ってみたい」「まだイメージが固まっていないけれど相談してみたい」
そんな段階でも構いません。どんなご希望でも丁寧にヒアリングし、企画から製作まで一緒に形にしてまいります。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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