こんにちは!
全国各地のご朱印、お城印集めが趣味の神宮寺城一郎です!
御朱印帳づくりに携わる者として、もっと御朱印集めが楽しくなるように、訪れた寺社仏閣の魅力や、私たちが手がける御朱印帳のこともお届けしています。
今回訪れたのは、福岡県福岡市に鎮座する「警固(けご)神社」です。
警固神社は、西鉄の天神駅からほど近い、福岡市の中心部にある神社。にぎやかな天神エリアのすぐそばにありながら、境内に入ると落ち着いた空気が流れ、都会の中でほっとひと息つけるような場所です。
天神の街を見守る神社として古くから親しまれ、買い物や仕事の合間に立ち寄る人の姿も多く見られます。毎年10月19日には例祭も行われ、古くからの信仰が今も受け継がれています。
この記事では、警固神社の御朱印のいただき方をはじめ、実際に参拝して感じた見どころや参拝のポイントについてレビューしていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
多彩な御朱印がそろう天神の社【警固神社の御朱印】のいただき方
警固神社の御朱印は、参道の右手にある「警固神社社務所ビル」の1階でいただくことができます。令和4年(2022年)にオープンした新しい建物で、天神の中心部にある神社らしく、明るく整った雰囲気の授与所です。
授与時間は9時から16時30分まで。この日は到着がかなり遅く、社務所に着いたのはなんと16時28分。終了時間のわずか2分前!これは本当に危なかった。

警固神社では、基本の御朱印のほか、月替わりの御朱印や祭事にあわせた限定御朱印、さらに末社や近隣神社の御朱印など、複数種類の御朱印が授与されています。参拝前後にどの御朱印をいただくか選ぶ時間も、楽しみのひとつです。
また、警固神社では境内社や近隣神社の御朱印も授与されています。
境内にある今益稲荷神社は、農業や商業をはじめ、暮らしに関わるさまざまなご利益を司る宇迦之御魂神を祀る末社です。御朱印には、金色の台紙に稲穂が垂れ下がるような意匠が描かれており、五穀豊穣や商売繁盛のご利益を感じさせる美しい一枚になっています。
警固神社の向かいに鎮座する若宮神社の御朱印には、「天と地がいつまでも終わらず続く」という意味を持つ「天壌無窮」の朱印が押されるのが特徴です。
さらに、地下鉄七隈線・薬院大通駅の近くにある小烏神社の御朱印も授与されています。小烏神社は、慶長6年(1601年)の福岡城築城にともなって警固神社が移転した際、一時的に警固大明神が合祀されたというご縁を持つ神社です。
今回は時間の都合もあり、警固神社の通常御朱印のみをいただいたが、次に訪れる際には、月替わり御朱印や末社・近隣神社の御朱印もゆっくり見てみたいところです。

授与所には、御朱印のほかにも「警固り」「旅路固り」「縁結び固り」といった、色鮮やかなお守りが並んでいました。警固神社では、お守りを「お固り」と表記します。これは、「警(いまし)め固(まも)る神、警固神社」という神様の御由来にちなんだものだそう。文字通り、がっちり固くて強いご利益にあずかれそうな気がして頼もしい!

御朱印は、通常の御朱印と月替わりの御朱印のどちらにするか尋ねられました。少し迷ったのですが、今回はまず基本となる通常の御朱印をお願いすることに。初穂料は500円。

警固神社の御朱印でまず目を引くのが、2種類の朱印。右上には、「四角に丸」の印が押されています。これは平成28年(2016年)、神社のリブランディングの一環として新たに作られた紋なのだとか。
警固神社の御祭神は、神直日神、大直日神、八十禍津日神の三柱。神直日神と大直日神は、人々に足りないものを補い、良い方向へ導く神様。八十禍津日神は、過ちや不正を祓い、災いから人々を守る神様とされています。この三柱の御神徳である「警め」「固る」という意味を、現代的に表現したのがこの「四角に丸」の紋なのだそうです。

一方、左下に押されているのは「下がり藤」の朱印です。藤の花房が垂れ下がる様子を表した紋で、福岡藩主・黒田家ゆかりの由緒ある社紋として、警固神社の本紋に使われています。
つまり、警固神社の御朱印には、古くから受け継がれてきた社紋と、これからの神社の姿を表す新しい紋が、ひとつの御朱印の中に並んでいることになります。長い歴史と、現代の天神のまちに寄り添う神社としてのあり方が、静かに重なっているように感じられました。
無事に御朱印をいただき、社務所ビルの外へ出ると、入口には「本日の授与は終了しました」の札が掛けられていました。本当にギリギリだった…。
天神のまちなかで立ち寄りやすい神社ではありますが、御朱印をいただきたい方は、時間に余裕を持って参拝することをおすすめします。

警固神社は、福岡市の中心部・天神に鎮座しながら、古くから福岡のまちを見守ってきた神社です。福岡城築城の際、黒田長政によって現在地に移され、その後も福岡城の鎮守として歴代藩主から篤く崇敬されてきました。
警固神社の御朱印にも、そうした歴史を感じさせる意匠が込められています。なかでも印象的なのが、左下に押される「下がり藤」の朱印です。藤の花房が垂れ下がる様子を表したこの紋は、福岡藩主・黒田家ゆかりの由緒ある紋で、警固神社の本紋として受け継がれています。
そんな警固神社の参拝に持参したいのが、藤柄の御朱印帳です。
警固神社の参拝に持参したい御朱印帳
ちりめん御朱印帳「藤柄」
今回ご紹介するのは、上品に咲き垂れる藤の花をあしらった、ちりめん御朱印帳「藤柄」です。
紫の落ち着いた色合いと、しなやかに流れる藤の意匠が印象的な一冊。華やかでありながら派手すぎず、都会の中心にありながら静かな空気をたたえる警固神社の雰囲気にもよく馴染みます。
藤は古くから、強く絡み合いながら伸びていく姿から、結びつきや繁栄を連想させる植物として親しまれてきました。また、黒田家の家紋として知られる「黒田藤」にも通じるモチーフであり、警固神社の御朱印に押される「下がり藤」の朱印とも自然に響き合います。
さらに、警固神社は「警め」「固る」という御祭神の御神徳を大切にしている神社です。人々を良い方向へ導き、災いから守るという意味を思うと、家や人との結びつきを象徴する藤柄の御朱印帳は、警固神社の参拝にふさわしい一冊といえるでしょう。

表紙には、上品な光沢を放つ布地を使用。流れるように咲く藤の花が美しく、手にするだけで心が華やぎます。ちりめん生地ならではのやわらかな質感も魅力で、和の趣を感じながらも、普段の御朱印巡りに持ち歩きやすい親しみやすさがあります。
本文には、御朱印がにじみにくく乾きやすい紙を使用しており、直書きの御朱印も美しく残せます。職人が一冊ずつ丁寧に仕立てた日本製で、開きやすく、丈夫さと美しさを兼ね備えているのも嬉しいポイントです。
警固神社でいただく御朱印を、この藤柄の御朱印帳に収めれば、黒田家ゆかりの歴史や、天神のまちを見守る神社の空気まで、より印象深く残せるはずです。
この御朱印帳は、Amazonや楽天市場でも購入できます。警固神社参拝のお供に、ぜひ手に取ってみてください。
さて、最初に御朱印を紹介しましたが、御朱印は本来参拝を済ませてから頂くもの。
ここからは警固神社参拝のためのアクセス方法のほか、神社の魅力や見どころ、御朱印を頂くところまでをたっぷりとご紹介していきます!
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください!
警固神社へのアクセスと基本情報
【警固神社の所在地】
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2丁目2-20
【警固神社の電話番号】
TEL.092-771-8551
【警固神社の参拝時間】
●開門時間 : 6時〜18時
●御朱印受付時間 : 9時〜16時30分
【警固神社への電車・バスでのアクセス】
●電車
西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)駅」より徒歩1分
福岡市営地下鉄「天神駅」より徒歩3分
福岡市営地下鉄七隈線「天神南駅」より徒歩1分
●バス
西鉄バス「天神警固神社・三越前」より徒歩1分
警固神社のご由緒
福岡・天神という街の中心にありながら、緑豊かな公園に囲まれた静かな場所に警固神社は鎮座しています。境内には樹齢300年以上といわれる大きな楠があり、都会のにぎわいのすぐそばにありながら、400年以上の歴史を感じさせる落ち着いた空気が漂っています。
警固神社の始まりは、西暦200年ごろまでさかのぼると伝えられています。現在の福岡城本丸跡周辺にあたる福崎の地に、警固大神(けごのおおかみ)が姿を現したことが起源とされています。その後、神功皇后が朝鮮半島へ出兵した際には、警固大神が船団を守り、勝利へと導いたと伝えられました。その御神徳への感謝として、同じ福崎の地に祀られるようになったといわれています。
時代が下り、慶長6年(1601年)、福岡藩初代藩主・黒田長政が福岡城を築くことになります。それに伴い、警固神社はいったん別の場所、現在の小烏神社へ移されたそうです。その後、福岡城の完成に合わせ、慶長13年(1608年)7月7日に現在の場所へ鎮座。以来、警固神社は福岡城の鎮守として黒田家から篤い信仰を受け、社殿の整備や鳥居の寄進などが行われてきたといいます。
「警固」という名前は、かつてこの地域に置かれていた防衛施設「警固所」に由来します。この言葉には、外からの災いやけがれから大切なものをしっかり守るという意味が込められています。
天神のまちを見守る神社として、そして福岡の歴史を今に伝える古社として、警固神社は現在も多くの人々に親しまれています。
【御祭神】
●警固三神(けごさんしん)
厄を祓い強運へ導く、厄除強運の神様。警固神社では、厄を祓う「八十禍津日神」と、更なる強運へ導く「神直日神・大直日神」を合わせ、全国でも希少な「厄除強運」の警固三神としてお祀りしています。
●八十禍津日神(やそまがつひのかみ)
災厄を祓い、浄化の働きを司る神様。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国から戻り、禊を行われた際に、最初に現れた神様です。その名前にある「禍(まが)」とは、完全な悪を意味するものではなく、本来まっすぐであるべきものが、途中で曲がってしまった状態を指すそう。八十禍津日神は、私たちの心身にあるこの「歪み」や「滞り」を明らかにし、祓い清めることで、運気が好転するための土台を作ってくださいます。
●神直日神(かんなおびのかみ)・大直日神(おおなおびのかみ)
活力を与え、更なる強運へと導く神様。八十禍津日神によって穢れが祓われた直後に現れた二柱の神様です。「直なお」の名の通り、曲がってしまったものを真っ直ぐに正し、清らかな状態へと戻す働きを担います。単に元に戻すだけでなく、本来の生命力を蘇らせ、より良い運勢へと導く「強運の神様」として尊ばれています。
ここから「警固神社」の参拝リポートがスタート!
博多の中心・天神のオアシス【警固神社の見どころ】
今回は福岡出張。仕事を終え、「警固神社」を参拝することにした。
地下鉄の天神駅で降りる。地下通路にあった地図を見ると、「西10」で地上に出ると、警固公園に近い。


天神地下街を歩く。平日の夕方でもけっこう人がいる。地下街の両側にはおしゃれな店が並んでいてゆっくり見ながら歩くのも楽しい。

西10の出口に着く。

地上に上がって、西側にまわると、警固公園があった。西鉄天神駅のすぐそばだ。警固公園から警固神社の本殿が見えたが、正面参道にまわることにする。
【正面参道】福岡・天神の中心に開かれた都会の参道
警固神社は、福岡・博多を代表する繁華街、天神の中心部に鎮座している。周囲には商業ビルや百貨店が立ち並ぶ。アクセスの良さでいえば、福岡市内でもかなり参拝しやすい神社のひとつだろう。

大名方面へ向かってまっすぐ伸びる参道は、街のにぎわいの中にありながら、不思議と落ち着いた雰囲気をまとっている。夕方には西の空に日が沈み、ビルの間から差し込む光が参道をやわらかく照らしてくれるという。

参道には「厄除強運」の幟がはためいている。都会の喧騒を忘れさせてくれ、穏やかな気持ちにさせてくれる境内だ。

参道の右手には、現代的なガラス張りの9階建て社務所ビルが建っている。令和4年(2022年)に完成した建物で、昔ながらの神社の境内に、都市型の洗練された空間が自然に溶け込んでいるのが印象的だ。

このビルの1階に社務所があり、そこで御朱印を受け付けてくれるようだ。

この社務所ビルには、九州初となるブルーボトルコーヒーもオープンしている。ブルーボトルコーヒーはアメリカ生まれのコーヒーブランドで、焙煎したてのフルーティーな味わいが特徴。人通りの多い国体道路と、静かな時間が流れる警固神社の境内をつなぐような場所にあり、参拝者だけでなく、天神を訪れた多くの人が立ち寄っている。

社務所ビルの1階、鳥居側には立派なお神輿も飾られていた。現代的なビルの中に神社の祭礼文化が息づいており、ここが単なる都会の休憩スポットではなく、長く地域に崇敬されてきた神社であることを改めて感じさせてくれる。

【大鳥居】黒田家ゆかりの歴史を伝える石鳥居
正面参道を進み、まずは大鳥居の前で一礼する。福岡・天神のど真ん中にありながら、この鳥居をくぐると空気が少し変わるように感じられる。

警固神社の大鳥居は、黒田家ゆかりの格式ある石鳥居であると伝わる。建立は寛永16年(1639年)で、二代藩主・黒田忠之が建立したものとされており、今からおよそ400年近く前の鳥居が、天神という都心部にこうして立ち続けていることに驚かされる。
この大鳥居は、日光東照宮、上野東照宮の鳥居と「兄弟鳥居」とされている。いずれも福岡県糸島市の可也山の花崗岩が使われているといわれ、遠く離れた東照宮の鳥居と警固神社の鳥居がつながっていると思うと、歴史の広がりを感じずにはいられない。
扁額には、福岡藩12代藩主・黒田長知の銘が刻まれている。黒田家がこの神社を篤く崇敬してきたことを、鳥居そのものが今に伝えているようだ。
また、この鳥居には平成17年(2005年)の福岡県西方沖地震で一部が損傷した際の修理痕も残されているそうだ。長い年月の中で風雨に耐え、地震を乗り越え、今も福岡の街を見守っている。

参道の左手には、記念植樹の河津桜がきれいに咲いていた。重厚な石鳥居と、春を告げる桜の色。その対比が美しく、都会の中にありながら季節の移ろいを感じられるのも、警固神社らしい魅力だと感じた。

【注連縄と手水舎と御神水】境内の奥へ進む前に心身を清める
大鳥居をくぐって参道を進むと、四角い石柱の上に横木を渡し、そこに注連縄を掛けた珍しい形式の結界が見えてくる。
一般的な鳥居とは少し異なる形だが、ここから先がより神聖な場所であることを示しているように感じられる。注連縄の前で一礼し、気持ちを整えてくぐる。

参道の右手には手水舎がある。まずはこちらで手を浄めさせていただく。

神門の左手には、御神水の蛇口も設けられていた。せっかくなので、こちらでも手を浄めさせていただく。

足湯の案内もあったが、境内を見渡しても足湯ができそうな場所は見当たらなかった。あとで警固神社のホームページを確認すると、足湯は令和6年12月1日をもって閉鎖されたとのこと。
【神門】伝統技法で再現された境内奥の門
拝殿のそばには、神門が設けられている。平成20年の式年遷宮の際に建て替えられたものだとか。新しい建物ではあるが、中心となる骨格には日本独特の組み込み技法が用いられており、伝統的な造りが再現されている。
地震対策のため一部には金具も使用されているそうだが、木材を組み合わせて形づくる構造には、古くから受け継がれてきた日本建築の美しさが感じられる。
神門の前に立ち、一礼して中へ入る。

【拝殿・本殿】天神のまちを見守る重厚な社殿
正面の拝殿へと進む。
警固神社は、福岡藩初代藩主・黒田長政が福崎山に福岡城を築城するにあたり、慶長6年(1601年)に一時、小烏神社へ合祀された。その後、新たな社殿が造営され、慶長13年(1608年)に現在地へ鎮座したと伝えられている。
現在の社殿は、寛文8年(1668年)10月20日の市中大火後、福岡藩三代藩主・黒田光之によって再興された際の様式を今日に伝えるものだという。都市の中心部にありながら、江戸時代から受け継がれてきた佇まいを感じられるのは、警固神社の大きな見どころのひとつだ。
拝殿の前に立ち、二拝二拍手一拝で参拝。

本殿の軒下には、鳥や獣などを表した見事な彫刻も施されている。参拝の際には、拝殿正面だけでなく、少し視線を上げて細部を眺めてみるのもおすすめだ。

社殿は、瑞垣に囲まれた本殿と拝殿から成っている。御社殿の建築様式は、江戸時代初期の様式を残す「三間社流造り」とされる。近づいて見ると、重厚さの中にも繊細な美しさがあり、長い歴史を重ねてきた神社らしい落ち着きがある。
警固神社は、「警(いまし)め、固(まも)り、強運へ導く神様」として信仰されている神社だ。災いを祓い、過ちを正し、良い方向へ導いてくださるというご利益を思いながら、私に関係するすべての人の厄除けを祈願する。

静かな境内の奥に鎮座する社殿と、その背後に見える近代的なビル群。このコントラストは、福岡・天神の中心にある警固神社ならではの風景だ。
天神の喧騒のすぐそばにありながら、この場所だけは静かに時間が流れているように感じられた。

参拝の後は境内を散策することに。


警固神社の参拝におすすめ!
「ちりめん 藤柄」御朱印帳
福岡・天神の中心に鎮座し、黒田家ゆかりの歴史を伝える警固神社にぴったりの、上品な藤柄の一冊。御朱印に押される「下がり藤」の朱印とも相性がよく、落ち着いた紫の意匠が、都会の中に静かに佇む神社の空気を美しく残してくれます。
【本殿授与所】
本殿の横にあるお札やお守りなどの授与所。こちらは土日祝日のみ開所しているとのことで、この日は閉まっていた。

【菅原神社】学問の神様を祀る境内末社
本殿の左脇には、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る末社「菅原神社」が鎮座している。
こぢんまりとした社ではあるが、静かに手を合わせたくなる落ち着いた佇まいだ。福岡・天神エリアで学業成就や合格祈願を願う人にとっても、立ち寄っておきたい場所のひとつだろう。

御祭神の菅原道真公は、幼い頃から神童と称され、学問に優れた人物として知られている。宇多天皇のもとでは政治の場でも活躍し、遣唐使の廃止にも関わったとされ、のちに右大臣にまで任じられた。
しかし、その後、時の左大臣・藤原時平らによって太宰府へ左遷され、失意のうちに亡くなったと伝えられている。現在では、その優れた学識にちなみ、全国で学問の神様として篤く信仰されている。
警固神社のご利益として知られる厄除けや開運に加え、境内で学問成就を祈ることができるのも、この神社の魅力のひとつである。受験や資格試験、仕事での学び直しなど、何かに励む人は、こちらの菅原神社にも手を合わせておきたい。
【天照皇大神宮】太陽の神を祀る清らかな社
境内には、天照大御神を祀る「天照皇大神宮」も鎮座している。
天照大御神は、伊勢神宮内宮の御祭神として広く知られ、日本国民の総氏神とも称えられる神様。太陽の神としても尊崇され、古くから多くの人々の信仰を集めてきた。神話では、伊邪那岐神が小戸の檍原で禊をした際にお生まれになった神とされ、天皇・皇室の祖神としても大切に祀られている。

【絵馬掛所】願いをそっと託せる色鮮やかな絵馬
境内の一角には、絵馬掛所が設けられていた。目を引くのは、社名の「固」をモチーフにしたスタイリッシュな社紋があしらわれた色鮮やかな絵馬。
この社紋は、平成28年(2016年)に気鋭のデザイナーへ依頼して一新されたものだという。警固神社の「警め」「固る」という御神徳を、現代的なデザインとして表現しているのだろう。伝統ある神社でありながら、こうした新しい感性を取り入れているところにも、天神という街に鎮座する警固神社らしさを感じる。
絵馬は、四季の移ろいに合わせて春・夏・秋・冬の4色があるそうで、境内に奉納された絵馬もとても華やかだった。モダンで美しいデザインなので、女性や観光客に人気があるというのも納得できる。

さらに印象的だったのが、願いごとを書いた面への配慮だ。絵馬掛所に掛けられた絵馬には、「願いごとが叶いますように」と書かれたシールが貼られており、願いごとの内容がほかの参拝者に見えないようになっていた。このような配慮は初めて見た。
【今益稲荷神社】福を招く「笑いきつね」に迎えられる境内社
警固神社の境内には、「今益稲荷神社」も鎮座している。
御祭神は宇迦之御魂神。京都の伏見稲荷大社の御祭神としても知られる神様で、五穀豊穣の神として信仰されている。農業や商業だけでなく、広く衣食住を守る神様として、今も多くの人々に崇敬されている。
今益稲荷神社の創建年ははっきりしていないようだが、貝原益軒の「筑前国続風土記」に記載があり、江戸時代初期にはすでにこの地に祀られていたと考えられている。警固神社の境内社として、長く地域の人々の暮らしや商売を見守ってきた神社なのだろう。
この今益稲荷神社で特に印象的なのが、鳥居の前に鎮座する「笑いきつね」である。

鳥居と列を同じくして、4体のお狐さまの石像が並んでいる。拝殿前の2体は、邪悪を祓うような険しい表情をしている一方で、鳥居の前で参拝者を最初に迎えてくれる二体のお狐さまは、にこやかな笑顔を浮かべている。

なかでも左側のお狐さまは、たれ目の表情がなんともかわいらしい。稲荷神社のお狐さまといえば、きりっとした表情を思い浮かべることが多いが、ここではやさしく微笑むような表情で迎えてくれる。
この「笑いきつね」は、ある豆腐屋の油揚げを食べたきつねが笑顔になったという昔話にちなみ、像が建てられたとも伝えられている。稲荷神社らしい油揚げの話と、笑顔のお狐さまが結びついていて、なんとも親しみやすい。


案内板によると、神様の使いとして人々に寄り添い、見守り続けてきたお狐さまを、参拝後に撫でて帰ると、福がついてまわるといわれているそうだ。これは、せずばなるまい。参拝後に2体の笑いきつねの頭を撫でさせていただいた。
最後に、さきほど通った社務所ビル1階の社務所で御朱印をお願いする。

境内の散策を終え、警固公園を抜けて帰宅の途につく。警固神社は、博多の街を固(まも)りながら、オアシスのような憩いの時間を与えてくれる神社だった。

藤の意匠が警固神社の歴史に寄り添う一冊【警固神社にぴったりの御朱印帳】
今回の警固神社の参拝リポートはいかがでしたでしょうか。
福岡・天神の中心にありながら、鳥居をくぐると落ち着いた空気が流れる警固神社。黒田家ゆかりの大鳥居や重厚な社殿、今益稲荷神社の笑いきつね、そして多彩な御朱印や「お固り」など、都会の中にありながら歴史と個性を感じられる参拝となりました。
そんな警固神社の参拝にぜひ持っていきたいのが、ちりめん御朱印帳「藤柄」です。
警固神社の御朱印には、左下に「下がり藤」の朱印が押されています。これは、福岡藩主・黒田家ゆかりの由緒ある紋で、警固神社の本紋として受け継がれているものです。黒田家ゆかりの歴史に思いを巡らせながら御朱印をいただくなら、藤の花をあしらった御朱印帳は相性のよい一冊といえるでしょう。

紫の落ち着いた色合いと、しなやかに咲き垂れる藤の意匠は、華やかでありながら派手すぎず、天神のまちなかに静かに鎮座する警固神社の雰囲気にもよくなじみます。藤は、古くから結びつきや繁栄を連想させる植物として親しまれてきました。人々を良い方向へ導き、災いから守るという警固神社の御神徳にも、どこか通じるものがあります。
表紙には、上品な光沢を放つちりめん生地を使用。やわらかな質感と和の趣があり、手にするたびに心が華やぎます。本文には、御朱印がにじみにくく乾きやすい紙を使用しており、直書きの御朱印も美しく残せるのも嬉しいポイントです。
警固神社でいただく御朱印を、この藤柄の御朱印帳に収めれば、黒田家ゆかりの歴史や、福岡・天神のまちを見守る神社の空気まで、より印象深く残せるはずです。
この御朱印帳はAmazonや楽天市場でも購入できます。警固神社参拝のお供に、ぜひ手に取ってみてください。
ステキな御朱印帳を片手に、楽しい御朱印集めに出かけましょう!
神社やお寺に行くたびに、その雰囲気や歴史に触れるのってワクワクしませんか?そんな旅の思い出をカタチに残せるのが御朱印です!力強い筆文字や、神社ごとに異なる印影など、御朱印の1つ1つには訪れた場所の個性やストーリーがギュッと詰め込まれています。そして、御朱印帳をパラっと開けば、訪れた際の風景や空気感が一瞬で蘇ります!

御朱印はただの記念スタンプではありません。その神社やお寺とのご縁を結ぶ大切な証。そして何より、御朱印は集める楽しさがどんどん増していくアイテムです!さらに、自分がお気に入りのデザインの御朱印帳を選べば、気分もよりアップすること間違いなし♪ 1冊、また1冊と増えていくたびに、自分だけのコレクションが増えていくのも嬉しいポイントです!
せっかく神社やお寺を巡るなら、お気に入りの御朱印帳を片手に、楽しく御朱印集めを始めてみませんか?
これから御朱印集めを始める方にぜひお勧めしたい「初めての御朱印帳」はこちらからチェック!
さらに!さらに!!
日宝では、神社仏閣様やデザイン会社様など向けに、オリジナル御朱印帳の製作サービスを承っております!デザインのご要望はもちろん、表紙素材や製本仕様に至るまで、製本会社ならではの知識とクオリティでご提案いたします。

「こんな御朱印帳を作ってみたい」「まだイメージが固まっていないけれど相談してみたい」
そんな段階でも構いません。どんなご希望でも丁寧にヒアリングし、企画から製作まで一緒に形にしてまいります。
まずはお気軽にお問い合わせください。
詳しくは下記のページをクリック♫
日宝綜合製本株式会社
岡山県岡山市中区今在家197-1(各所在地を見る)








