こんにちは!
全国各地のご朱印、お城印集めが趣味の神宮寺城一郎です!
今回足を運んだのは、島根県松江市に鎮座する「神魂(かもす)神社」です。出雲大社と並び称される出雲の古社の一つであり、その本殿は日本最古の「大社造」として国宝に指定されています。素木(しらき)造りの荘厳な本殿を目前にすると、思わず息を呑むほどの迫力と静謐さに包まれます。
御朱印集めをされている方には、次なる参拝地としてぜひ加えてほしい一社です。まだ御朱印を始めていない方にも、「せっかくなら記念に一枚いただきたい」と思わせてくれる、そんな力をもった神社です。
今回の記事では、神魂神社のアクセス方法や見どころ、御朱印の魅力はもちろん、旅の記憶を彩るおすすめ御朱印帳までご紹介していきます。御朱印を「もっと集めたい」と思っている皆さんを、ワタクシ新宮寺城一郎ならびに日本綜合製本が心から応援します。
それでは、神々のふるさと・出雲へ、一緒に参りましょう。

神魂神社参拝して、縁結びのご利益を願うなら「桜結び柄の御朱印帳」がおすすめ!
「伊弉冊大神」を祀る神魂神社は、縁結びのご神徳でも知られています。そんな神魂神社への参拝におすすめなのが「桜結び柄の御朱印帳」。桜を結ぶリボンが人とのご縁を象徴し、やわらかで華やかなデザインが魅力の1冊です。記事の最後でご紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね!
神魂神社のアクセスと基本情報
【神魂神社の所在地】
〒690-0033 島根県松江市大庭町563
【神魂神社の電話番号】
0852-21-6379
【神魂神社へのアクセス】
●バス
・JR松江駅から松江市営バス「かんべの里行」に乗車、終点で下車徒歩3分
・JR松江駅から一畑バス「八雲行」に乗車、「風土記の丘入口」で下車徒歩約10分
●車
・JR松江駅から約15分
【神魂神社の駐車場】
参拝者用無料駐車場あり
神魂神社のご由緒
「神魂神社(かもすじんじゃ)」は、別名「大庭大宮」とも呼ばれ、出雲国造の祖・天穂日命(あめのほひのみこと)が降り立った地に創建されたと伝わる、由緒ある古社です。ご祭神は、日本神話に登場する伊弉冊大神(いざなみのおおかみ)。すべての命を生み出した“母なる神”として、古来より「出雲大神」と称えられ、多くの信仰を集めてきました。
天穂日命の子孫は代々、出雲国造としてこの地の祭祀を担い、出雲大社が建てられる以前は、まさにこの場所が祭祀の中心でした。現在も「神火相続式」や「古伝新嘗祭」などの厳かな神事が継承されており、訪れるだけでスピリチュアルな気配に包まれるような感覚を覚える人も少なくありません。

本殿は、現存する中で最古の「大社造」建築として知られ、昭和27年に国宝に指定されました。素木のままの荘厳な造りは、見る者に「美しい」というよりむしろ「少し怖い」と感じさせるほどの存在感。内部には「九重雲」が描かれ、日本の神話世界を象徴する空間が静かに広がっています。
神魂神社は、縁結び・安産・開運はもちろん、海上安全や農業、鍛冶、醸造など、多岐にわたるご神徳を持つ神としても知られています。境内の随所には、はっきりと説明されていない不思議な場所もあり、数々の参拝レビューでも「独特の空気がある」「一人で行くのはちょっと怖かったけど神聖だった」といった声が寄せられています。
神話と歴史が交差するこの神社は、ただの観光地ではなく、心の奥に何かを残してくれる場所。静けさのなかに潜む神秘を感じたい方には、ぜひ訪れていただきたい一社です。
【ご祭神】伊弉冊大神 、伊弉諾大神
【ご利益】縁結び、子授け、安産、開運、商売繁盛、厄除け、五穀豊穣など
それではここから「神魂神社」の訪問リポートスタート!
静寂と神秘が息づく【神魂神社】の見どころ
熊野大社の参拝を終え、次に目指すのが「神魂神社」だ。熊野大社より車で約15分くらい走ると、「神魂神社駐車場」の看板が目に入った。

【参道入口】鳥居をくぐれば、神域へ続く石段
駐車場から歩を進めると、木々に囲まれた参道の先に鳥居と「神魂神社」と刻まれた石標が見えてきた。実はこれは二の鳥居で、そこから振り返って桜並木の先に見えるのが一の鳥居。うっかり見逃して通り過ぎてしまう人も多いらしい。
二の鳥居の正面に立つと、そこから先はもう日常とは別世界。少し背筋を伸ばして一礼し、鳥居をくぐれば、神域への小さな旅が始まるような感じがする。


さらさらと風に揺れる木々の葉、足元には重厚な黒い石段が続く。踏みしめるたびに「おごそか」という言葉の意味を実感する。本殿までの石段は、見た目以上に段差があり、ちょっとした登山気分。はりきりすぎず、足元にはご注意を。

参道の途中では、木漏れ日が葉の間からやさしく降り注ぎ、思わず立ち止まって深呼吸したくなるような心地よさに包まれる。


【手水鉢】苔むす石と竹の柄杓が雰囲気満点
石段を折れて右手には、苔むした手水鉢が静かに佇んでいた。長い歳月を感じさせる風合いで、自然と一体になったかのような存在感がある。


注がれる清水とともに置かれているのは、竹をそのまま使った手作りの柄杓。枝の自然な曲がりを活かした造りで、どこか職人の美学すら感じさせる。装飾は一切なく、ただ竹と水。それだけで十分に美しい。

神魂神社の空気は、ただ清らかというだけでなく、凛とした緊張感すら含んでいる。だからこそ、この手水鉢の前に立つと、自然と背筋が伸びる。
柄杓を手に取って水をすくい、手を浄めるだけで、この神社の魅力にどっぷり浸かりはじめている自分に気づく。

【拝殿】石段の先に現れる、静けさに包まれた社殿
石段を見上げると左右の森が覆いかぶさるようで、石段の向こうには拝殿の上部が見えている。

息を切らして石段を上がると、現存する最古の大社造と言われている社殿が鎮座している。
「大社造」とは日本の神社建築様式の一つで、島根県東部の神社に多く見られる。弥生時代の高床式の建物から派生したとされ、太く立派な柱と、美しい曲線を持った屋根が特徴である。
二拝二拍手一拝で参拝する。

【本殿】700年の歴史をまとう神魂神社の核心
境内を散策しようと右に足を進めると、拝殿の奥にある本殿の姿が見えた瞬間、思わず「高っ!」と声が出そうになった。地面からぐっと持ち上がった高床構造に、神社建築に詳しくなくともただならぬオーラを感じるはずだ。

屋根には斜めに交差した千木(ちぎ)が突き出しており、その先端が水平に切られていることから、ここに祀られているのが女神であることがわかる。伊弉冊大神――命を生み出した神話の女神だ。

この本殿、実は1346年の創建。現存する「大社造」の社殿としては最古のもので、昭和27年には国宝に指定されている。伊勢神宮のように定期的に建て替えるスタイルではなく、700年近く風雪に耐えてきたことになる。その年季の入り方といい、木肌の味わいといい、もう見ているだけでしびれる。

内部は普段見られないが、江戸時代に描かれた狩野派の壁画や、天井の「九つの瑞雲(ずいうん)」、さらには太陽と月の彩色画まであるらしい。祭礼の日にだけ扉が開かれるそうなので、見られた人はかなり運がいい。社務所で売っている絵葉書で、ちょっとだけその雰囲気を味わえるのもありがたい。

気づけば、私は完全に神魂神社のファンになっていた。本殿のただならぬ迫力に鳥肌が立ち、しばらくその場を離れられない。外観を眺めるだけでも、十分すぎるほどの体験になる。ここを訪れるなら、ぜひ時間に余裕をもって、じっくりとこの本殿の前に立ってみてほしい。

本殿の両脇には、杵築社や伊勢社、そして国の重要文化財・貴布祢稲荷両神社など、脇を固める摂社末社たちも実力派ぞろいだ。これらを1社ずつ回っていくことにする。
【熊野社】
祭神:速玉男命、事解男命、菊理姫命

【伊勢社】
祭神:天照大神、月夜見神

【杵築社】
祭神:神素嗚嗚尊、葦原醜男命

【貴布禰稲荷両神社】
貴布禰神社と稲荷神社が一つになった「一棟二社」は非常に珍しく、重要文化財に指定されている。
貴布祢社祭神:闇龗神
稲荷社祭神:倉稲魂神

貴布禰稲荷神社の床下にはたくさんの小さな狐の像があった。


【荒神社】
本殿の左手に小さな祠があった。「荒神社」とある。この小さな祠から何かパワーを発しているような気がした。

祭神:興津彦命、他2柱

【謎の神籬(ひもろぎ)と洞穴】静かに口を開ける森の奥の異空間
境内を歩いていると、ふと目に入ってくるのが、山の斜面に突き出すように建てられた大きな神籬(ひもろぎ)だ。神籬とは、神社や神棚以外の場所で祭祀を行う際、一時的に神を迎えるための依り代。それにしても、ここにあるそれはどう見ても“仮”ではないようだ。明らかに常設されており、むしろ神域として定着しているようにも見える。

そしてその背後には、ぽっかりと口を開けた洞穴が控えている。説明書きも見当たらず、誰が何のために、どんな神を祀っているのか、一切不明。知らなければただ通り過ぎる場所だが、知ってしまうと逆に、気になって仕方がない。
洞穴からは、何とも言えない空気が漂ってくる。見ようと思えば見られるのに、なぜか目を向けるのがためらわれる。「引き込まれそう」というのは、こういう感覚なのかもしれない。
…結局、洞穴の中をのぞく勇気は出なかった。異次元に吸い込まれそうな気がして、足早にその場を後にした。

【蛭子社(右)・武勇社(左)】
蛭子社祭神:蛭子命
武勇社祭神:経津主命、他2柱

いただけるのはタイミング次第!レアな神魂神社の御朱印
境内をひととおり巡ったあとは、社務所へ。ここでお待ちかねの御朱印をいただくことができる。


神魂神社の御朱印はありがたいことに手書き。初穂料は300円。いたってシンプルなデザインの御朱印は、この神社らしい控えめながらも気品に満ちた印象だ。
しかし実はこの御朱印、いただけるかどうかは「ご縁」次第。というのも、神魂神社の社務所が開いていないこともあるらしく、宮司さんが不在で御朱印をいただけなかったという御朱印ファンの声を見かけることもある。
そのため、神魂神社で御朱印をいただくことは、ある意味「幻のお守りレベルのレア体験」であると、一部界隈では言われているというウワサもちらほら。

静かな森の中で歴史の息吹が薫る国宝本殿に魅せられ、手作りの柄杓の美しさにうなり、そして最後に“レア”な御朱印までいただけたのだから、これ以上ない満足感で神魂神社をあとにした。
縁結びのご利益を願って!神魂神社にぴったりの御朱印帳
今回のレポートを通して、神魂神社の魅力や、古から受け継がれる縁結びのご神徳を感じていただけたのではないでしょうか。そんな神魂神社への参拝のお供としてぜひ選んでいただきたい御朱印帳がこちらの「桜結び柄の御朱印帳」です。
桜の花びらを優しく結ぶリボンの意匠は、「人と人とのご縁」を象徴するような、やわらかで華やかなデザイン。伊弉冊大神をお祀りする神魂神社の縁結びのご利益を、さらに引き寄せてくれそうな一冊です。優しい色合いと上品な佇まいは、特に女性に人気が高く、初めての御朱印帳としてもおすすめです。

二越ちりめんの表紙は手触りも上質で、開きやすく、墨のにじみにくい奉書紙を使用しているため、長く愛用できるのも魅力のひとつ。細部までこだわった日本綜合製本の品質が詰まっています。
ぜひ下記よりお買い求めください!
御朱印を「もっと集めたい」「思い出を丁寧に残したい」と願う皆さんを、ワタクシ新宮寺城一郎、そして日本綜合製本はこれからも応援し続けます!
この御朱印帳とともに、あなたの御朱印旅がさらに豊かになりますように。
ステキな御朱印帳を片手に、楽しい御朱印集めに出かけましょう!
神社やお寺に行くたびに、その雰囲気や歴史に触れるのってワクワクしませんか?そんな旅の思い出をカタチに残せるのが御朱印です!力強い筆文字や、神社ごとに異なる印影など、御朱印の1つ1つには訪れた場所の個性やストーリーがギュッと詰め込まれています。そして、御朱印帳をパラっと開けば、訪れた際の風景や空気感が一瞬で蘇ります!

御朱印はただの記念スタンプではありません。その神社やお寺とのご縁を結ぶ大切な証。そして何より、御朱印は集める楽しさがどんどん増していくアイテムです!さらに、自分がお気に入りのデザインの御朱印帳を選べば、気分もよりアップすること間違いなし♪ 1冊、また1冊と増えていくたびに、自分だけのコレクションが増えていくのも嬉しいポイントです!
せっかく神社やお寺を巡るなら、お気に入りの御朱印帳を片手に、楽しく御朱印集めを始めてみませんか?
これから御朱印集めを始める方にぜひお勧めしたい「初めての御朱印帳」はこちらからチェック!
さらに!さらに!!
日宝では、神社仏閣様やデザイン会社様など向けに、オリジナル御朱印帳の製作サービスを承っております!デザインのご要望はもちろん、表紙素材や製本仕様に至るまで、製本会社ならではの知識とクオリティでご提案いたします。

「こんな御朱印帳を作ってみたい」「まだイメージが固まっていないけれど相談してみたい」
そんな段階でも構いません。どんなご希望でも丁寧にヒアリングし、企画から製作まで一緒に形にしてまいります。
まずはお気軽にお問い合わせください。
詳しくは下記のページをクリック♫
日宝綜合製本株式会社
岡山県岡山市中区今在家197-1(各所在地を見る)