こんにちは!
オリジナル御朱印帳の制作や、かわいい&カッコいい御朱印帳を手がけている日宝綜合製本の松尾です(^_^)/
梅雨の時期が近づくと、しっとりと咲く紫陽花(あじさい)が各地を彩りはじめますね。今回はそんな季節にぴったりの、紫陽花が美しく咲く岡山県内のおすすめ穴場スポットをご紹介!ただの花めぐりではありません!御朱印集めも一緒に楽しめる、歴史と自然が融合した魅力たっぷりの寺社5選です。
岡山の観光スポットといえば「後楽園」や「倉敷美観地区」と思っている方も、きっと新たな発見があるはず。次のおでかけの参考に、ぜひチェックしてみてくださいね!\(^o^)/

紫陽花シーズンの御朱印集めは【紫陽花柄の御朱印帳】をお供に!
記事の最後では、紫陽花の季節にぴったりな「紫陽花柄の御朱印帳」をご紹介します。表裏に愛らしい紫陽花をあしらった和風デザインで、御朱印をきれいに収納できる優れもの!これから集め始める方にもおすすめですので、ぜひご覧ください!
【吉備津神社(岡山市)】紫陽花を愛でながら歩く回廊で味わう神聖な時間
最初にご紹介するのは、岡山を代表する格式ある神社「吉備津神社」です!全国から多くの参拝者が訪れる、まさに岡山の誇る名社のひとつです!
社伝によると、吉備の国の人々のために殖産興業や仁政を行った「大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)」を祖神として祀り、その偉業をたたえて、第16代・仁徳天皇が創建したと伝えられています。

吉備津神社の所在地
〒701-134 岡山県岡山市北区吉備津931
吉備津神社の電話番号
TEL : 086-287-4111
吉備津神社へのアクセス
●電車 「JR吉備津駅」より徒歩約10分
●車 山陽自動車道「岡山IC」もしくは「岡山総社IC」より約15分
吉備津神社の駐車場
●参拝者用駐車場
利用時間:24時間
駐車料金(普通車):最初の20分間無料、以降60分ごとに300円(12月31日〜1月5日は当日1回500円)
【見どころ①】600年の時を超え、今なお輝く国宝の本殿
こちらの写真に写っているのは、吉備津神社のシンボルともいえる壮麗な本殿。どっしりと構えるその姿からは、長い歴史の風格が感じられます!
実はこの本殿、過去に何度も焼失の憂き目に遭ってきましたが、現在の建物は室町幕府三代将軍・足利義満によって再興が始められ、応永32年(1425年)に完成したと伝えられています。なんと築およそ600年!現存する本殿は、まさに奇跡的な歴史の証人ですね!
その貴重さと美しさから「国宝」にも指定されています。重厚な屋根のカーブや細部にわたる見事な意匠も見どころですよ。

【見どころ②】吉備津神社のアイコン「回廊」
吉備津神社といえば、やはりこの風景。岡山県の観光パンフレットやガイドブックにも必ずといっていいほど登場する、名物の「回廊(かいろう)」です!
拝殿の右手から続く回廊は、なんと全長398m!山の斜面に沿ってゆるやかにうねる姿は、まるで風景に溶け込む一枚の絵画のようです。あまりの美しさに、結婚式の前撮りにも選ばれるほど人気のスポットなんですよ!

この回廊が完成したのは、天正年間(1573〜1592年ごろ)。両下造(りょうげづくり)の本瓦葺きという立派な構造で、一間ごとに地元の氏子たちが寄進して建てられたという背景も、地域との深い結びつきを感じさせてくれますね。
静寂の中、長い回廊を一歩一歩進むと、不思議と心が落ち着き、神聖な空気に包まれていくような感覚に。途中で振り返ると、どこまでも続く回廊の奥行きが圧巻の美しさです。
この回廊を訪れた際には、ぜひ最後まで歩いてみてください。きっとその長さ以上に、遥かな歴史の重みと神々の息づかいを感じられるはずです!

【見どころ③】色とりどりの花々が導く、神秘のあじさい園
吉備津神社を訪れたなら、ぜひ足を運んでほしいのが、末社・岩山宮(いわやまぐう)へと続く参道沿いに広がる「あじさい園」です。
梅雨の時期になると、その参道両側の斜面には色とりどりの紫陽花が咲き誇り、一帯はまるで“紫陽花の海”のように染まります。青、赤、紫……さまざまな色が織りなす風景は、まさに圧巻のひと言!
園内の通路は花々のすぐそばを通っており、紫陽花の息づかいを感じるほどの距離感で楽しめるのも魅力のひとつ。手を伸ばせば届きそうなその近さに、誰もが思わず足を止めてしまうことでしょう。

静かな回廊の隙間から垣間見る紫陽花の風景もまた格別です。雨粒を受けていっそう鮮やかさを増した花々は、しっとりと幻想的な表情を見せてくれます。晴れの日はもちろん、雨の日こそ訪れたいスポットです。
そして紫陽花を愛でたあとは、その奥に鎮座する岩山宮へ。彩りの道を抜けた先にある神域は、静けさに満ちた、まさに心洗われるような空間です。
吉備津神社の御朱印
吉備津神社の御朱印がコチラ!吉備国(備前・備中・備後)をまとめて一宮とする際に、その総鎮守が吉備津神社となります。右上にその印がありますね!

【大瀧山西法院(備前市)】梅雨にこそ訪れたい、3万本の紫陽花に出会える山寺
次にご紹介するのは、備前市大内の山あいに佇む「大滝山西法院(だいたきさん さいほういん)」です。ご本尊は愛染明王。現存する本堂は宝暦3年(1753年)に再興されたもので、静かで厳かな空気の中にも温もりを感じさせてくれる佇まいです。

境内にはほかにも、瀧のほとりに建つ弁天堂や薬師如来を祀る堂宇、新しく建立された護摩堂、不動明王、弘法大師像、水子地蔵など、さまざまな信仰の場が整えられています。


大瀧山西法院の所在地
〒705-0003 岡山県備前市大内995
大瀧山西法院の電話番号
TEL:0869-66-9619
大瀧山西法院へのアクセス
●電車 「JR香登駅」または「JR伊部駅」で下車、駅からタクシーで約10分(徒歩約40分)
●車 山陽自動車道「和気IC」から約10分
大瀧山西法院の駐車場
無料駐車場あり
【見どころ①】春夏秋冬どの季節も美しい、静寂に包まれた癒やしの寺
寺の周辺に広がる熊山一帯は自然保護区域に指定されており、春夏秋冬それぞれに美しい表情を見せる静かな自然も大きな魅力。境内を流れる渓流は小さな滝となって庭を潤し、訪れる人の心を穏やかにしてくれます。



【見どころ②】静けさの中に広がる、心洗われる庭園風景
本堂を抜けた先に広がるのは、まるで京都の奥座敷を思わせるような、風情ある日本庭園。朱赤のお堂の手すりが新緑の木々に映え、山あいから流れ落ちる滝の音が静けさをより引き立てています。そっとたたずむお地蔵さまの姿にも、思わず手を合わせたくなるような温もりを感じます。
この庭園には、滝のすぐ近くまで登れる階段もあり、間近でその流れを眺めることができます。視覚だけでなく、肌で、耳で、心で感じる滝の存在は、日常の疲れをそっと洗い流してくれるよう。時折聞こえてくる本堂からのお経の声もまた、この静かな風景に寄り添う優しい音色です。

【見どころ③】3万本の紫陽花が咲き誇る梅雨の絶景
「紫陽花寺」として広く知られる大滝山西法院。その呼び名に違わぬ美しさが広がるのは、初夏のころ。6月上旬から7月初旬にかけて、境内は約1,500株・3万本もの紫陽花で埋め尽くされます。
参道を歩けば、青や紫、ピンクの紫陽花たちが、まるで訪れる人をやさしく迎えるかのように咲き誇り、気がつけば足取りもゆっくりと穏やかに。
このあじさい園は、昭和50年ごろから丁寧に手をかけて育てられてきたそうで、今では西法院を代表する風景として多くの人々の心を惹きつけています。
雨に濡れた紫陽花が静かに輝く様子は、まさに癒しの極み。静寂に包まれた境内で、季節の彩りと向き合う時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。






大瀧山西法院の御朱印
こちらが西法院の御朱印です!中央にはご本尊の「愛染明王」の文字が書かれています!本堂にて頂けますよ!

【済渡寺(新見市)】祈りと伝説に彩られた、女人高野の紫陽花寺
次にご紹介するのは岡山の”映え”るパワースポット「済渡寺(さいどうじ)」です!
奈良時代の僧・行基が739年に草庵を結び、その後、弘法大師・空海が811年に「済渡寺(さいどうじ)」と名付けて創建したと伝えられる古刹。かつて女性が寺域に入れなかった時代に、女性の参詣を受け入れた「女人高野(にょにんこうや)」としても知られています。

この地では当時、死産や難産が多く、空海は農民の願いを受けて「子安観音」を刻み、安産と子どもの健やかな成長を願って祀りました。その信仰は今も変わらず、多くの人々が祈りを込めて訪れています。
また、空海が夫婦円満を願って植えたとされる「夫婦桃」や、持っていた杖が根付いたとされる「槙柏(はく)の木」など、境内には数々の伝説が息づいています。
祈り、歴史、そして自然の彩り。済渡寺は、過去と今がやさしく交わる、あたたかな空気に満ちたお寺です。

済渡寺の所在地
〒719-2552 岡山県新見市法曽661
済渡寺の電話番号
TEL:0867-75-2407
済渡寺へのアクセス
●電車 「JR井倉駅」からタクシーで約30分
●車 中国自動車道「新見IC」から約25分
済渡寺の駐車場
無料駐車場 :普通車100台あり
【見どころ①】池に浮かぶ小さなお堂、弁天池と睡蓮の風景
済渡寺の入口近く、駐車場から境内へ向かう途中に現れるのが、美しい池に赤い鳥居が映える「弁天池」です。まるで池に浮かぶように建てられた小さなお堂には、弁財天が祀られており、商売繁盛や財運開運のご利益があるとされています。
池いっぱいに浮かぶのは、丸く大きな蓮の葉。その間から白く可憐な睡蓮の花がそっと咲き、静かな水面にやさしい彩りを添えています。赤い鳥居、緑がかった水面、そして白い花…。そのコントラストの美しさは、思わず足を止めて見惚れてしまうほどです。
池のほとりに立つと、まるで水の上に自分が浮かんでいるかのような不思議な感覚に。参拝の前にぜひ立ち寄りたい、静かで神秘的なひとときを味わえるスポットです。

【見どころ②】真っ白な鳥居が延々と連なる「花の参道」
済渡寺を訪れたなら、ぜひ注目したいのが、境内に美しく連なる「白龍門(はくりゅうもん)」です。
全長86m、78基の白い鳥居が続くこの神秘的な参道は、まるで天へと続く道のようです。陶器づくりの技術をこの地に伝えた白龍への感謝を込めて建てられたもので、歴史と信仰、そして現代の美意識が融合した象徴的なスポットとなっています。


白龍門の周囲には、約5,000株の花菖蒲(はなしょうぶ)、約11,000株の紫陽花、さらに蓮やサザンカなど、四季折々の花々が咲き誇り、訪れる人の目と心を楽しませてくれます。

【見どころ③】白い鳥居と紫陽花が描く「祈りのグラデーション」
白龍門の周囲を彩る四季折々の花々の中でも、梅雨の時期に咲き誇る紫陽花は、ひときわ心を惹きつけます。
白く連なる鳥居と、青や紫、ピンクの紫陽花たち。そのコントラストは静けさの中に鮮やかさが映える、まさに「祈りと映え」の共演です。雨に濡れて艶やかに色づく花々は、訪れる人の心をふわりとほどき、シャッターを押さずにはいられない美しい瞬間を届けてくれます。
歴史ある風景の中で咲く、やわらかな彩り。この時期だけの特別な景色を、ぜひ心に残してみてください。

紫陽花の見ごろは、例年6月下旬から7月上旬ごろ。花菖蒲と一緒に楽しみたい方には、ちょうど重なる6月下旬の時期がおすすめです。
一方で、紫陽花をじっくり堪能したいという方は、満開を迎える7月上旬に訪れるのがベストタイミングです!

済渡寺の御朱印
こちらが済渡寺の御朱印です!躍動感のある筆づかいはまさに龍のようですね!
御朱印は本堂の横にある建物で頂けます!

【長法寺(津山市)】津山城から受け継がれた紫陽花が彩る古刹
岡山県津山市にある「長法寺(ちょうほうじ)」は、天平時代に創建されたと伝えられる、由緒ある天台宗の古刹です。

神南備山(かんなびやま)のふもとに静かに佇むこのお寺は、別名「あじさい寺」としても親しまれています。その由来は、明治6年、津山城が取り壊された際にまでさかのぼります。城内の「紫陽花の間」に使われていた襖絵が長法寺に譲られたことをきっかけに、当時の住職が境内に紫陽花を植えたのが始まりだと伝えられています。

長法寺の所在地
〒708-0885 岡山県津山市井口246
長法寺の電話番号
TEL:0868-22-6436
長法寺へのアクセス
●電車 「JR津山口駅」から徒歩5分
●車 中国自動車道「院庄IC」から約10分、「津山IC」から約20分
長法寺の駐車場
無料駐車場有り(普通車20台)
【見どころ①】祈りの世界はここから始まる、仁王像が迎える入口
長法寺の駐車場から参道を歩いていくと、まず目に飛び込んでくるのが立派な「仁王門」です。この門は、まるで寺の入口を厳かに守るように構えており、初めて訪れる人を一瞬で「祈りの空間」へと引き込みます。
門の左右に安置されているのは、江戸時代初期の作と伝わる金剛力士像。右側の「阿形(あぎょう)」は口を開き、左側の「吽形(うんぎょう)」は口を閉じ、2体で“宇宙のはじまりと終わり”を表現しています。ともに金剛杵(こんごうしょ)という武器を手にし、凛々しい表情と力強い佇まいは見る者の心を引き締めます。

【見どころ②】津山城の記憶が息づく阿弥陀堂
長法寺の阿弥陀堂には、津山の歴史と文化、そして紫陽花の物語が静かに息づいています。
現在の阿弥陀堂は、弘化2年(1845年)に西方から移築され、客殿も兼ねる形で再建されたものだそうです。ご本尊には阿弥陀如来を、そしてその両脇に天台大師と伝教大師をお祀りし、古刹としての品格と信仰の厚さを今に伝えています。
このお堂が特別とされる理由のひとつが、明治6年(1873年)に津山城が取り壊された際、城から贈られた貴重な遺品が今も残されていること。本丸御殿にあった鬼瓦や鯱(しゃち)、さらには紫陽花が描かれた襖障子までもがここに移され、阿弥陀堂とともに長法寺の歴史と風景を形づくっています。
紫陽花の花咲くこの寺が、「あじさい寺」と呼ばれるようになったきっかけが、まさにこの贈り物だったのです。

【見どころ③】写真以上の感動がここに!長法寺の花時間
梅雨の季節、長法寺の境内はまるで花の海のように染まります。青や紫、ピンク、白…色とりどりの紫陽花が約35種類・3,500株。寺のあちこちに咲き誇り、訪れた人の五感をやさしく包み込んでくれます。
なかでも見ごろを迎える6月中旬の土日には「紫陽花まつり」が開催され、由緒ある津山城ゆかりの襖絵が特別公開されるなど、この時期だけの特別な楽しみも。

境内に一歩足を踏み入れた瞬間、そこはまるで別世界…。境内に広がるのは、花と静寂が溶け合う神秘的な空間。紫陽花がそよ風に揺れるたび、心までふわりとほどけていくような、穏やかで特別な時間が流れています。
長法寺の紫陽花は沿道だけでなく、境内の様々なところに咲いているのも魅力です。


その美しさと雰囲気の深さから、県内外の観光客や写真愛好家たちが毎年足を運ぶ「あじさい寺」。長法寺の紫陽花は、ただの名所としてだけではなく、記憶に残る体験として心に刻まれることでしょう。

長法寺の御朱印
長法寺の御朱印は寺務所で頂けます(^^)。現在は書き置きの御朱印のみでご対応されていらっしゃいます。
長法寺は美作西国三十三所観音霊場の第二十九番札所であるため、十一面観音の御朱印です。朱印の梵字は「キャ」です。

【大聖寺(美作市)】静寂の山に佇む、三尊のご利益が集う祈願の寺
最後にご紹介するのは、岡山県の北部、兵庫県との県境近くの自然豊かな山あいに佇む「大聖寺(だいしょうじ)」です。
そのはじまりは古く、天平10年(738年)、聖武天皇の勅命を受けた高僧・行基によって開山されたと伝えられています。かつては五院十八坊を備えた一大宗教都市で、山岳仏教の聖地として「西の高野山」とも称されていたほどです。
しかし、時代の波はこの名刹にも及び、豊臣秀吉の兵火によって多くの堂宇が焼失。その後、江戸時代初期の慶長9年(1604年)、津山藩初代藩主・森忠政によって再建され、津山城の祈願所として再び人々の信仰を集めるようになりました。

大聖寺の所在地
〒709-4213 岡山県美作市大聖寺1
大聖寺の電話番号
TEL:0868-76-0001
大聖寺へのアクセス
●電車 「JR美作江見駅」からタクシーで約25分
●車 中国自動車道「作東IC」から約20分
大聖寺の駐車場
無料駐車場あり(普通車100台、大型車10台)
※「あじさい花まつり」期間中は有料。普通車 500円、大型車 2,000円
【見どころ①】三尊が見守る本堂で、それぞれの願いと静かに向き合う
大聖寺の本堂には、三体のご本尊が祀られています。それぞれが異なる力をもち、人々のさまざまな願いを受けとめてくれる仏様です。
不動明王(ふどうみょうおう)
燃え立つ炎を背に、煩悩や困難を断ち切る守護の仏。力強い眼差しで、勝負運・立身出世・商売繁盛といった願いに力を貸してくれます。
愛染明王(あいぜんみょうおう)
情熱と愛を象徴し、仏と人とを“愛”でつなぐ存在。良縁や結婚、夫婦円満など、人と人とのご縁を育んでくれます。
如意輪観音(にょいりんかんのん)
慈しみと智慧の象徴。あらゆる願いに応え、安産や延命、財福など多方面のご利益で知られています。
三尊が並び立つ本堂は、荘厳でありながらどこか温かみのある空間。山あいの静寂に包まれながら、願いごとにそっと心を重ねる時間は、きっと訪れた人の背中をやさしく押してくれるはずです。

【見どころ②】小説「宮本武蔵」の世界観に浸れる場所
大聖寺は、吉川英治の名作小説『宮本武蔵』ゆかりの地としても知られています。
境内には、物語の中で描かれる武蔵とお通の淡い恋の記憶を象徴するように、「宮本武蔵とお通の像」が静かに寄り添うように建てられています。ふたりの切なくも美しい恋物語に想いを馳せながら歩けば、境内の空気もどこかドラマチックに感じられることでしょう。

また、山門の前にそびえる2本の大イチョウは、小説に登場する「千年杉」のモデルとなった木々です。物語では、青年時代の武蔵が沢庵和尚によってこの木に吊るされる印象的なシーンが描かれています。
フィクションの世界と、実際の歴史や風景が交差する大聖寺。文学の舞台としての一面にもぜひ触れてみてください。

【見どころ③】約1万株が咲き誇る、「心」の字に咲く紫陽花の絶景
大聖寺は「あじさい寺」としても親しまれており、境内にはなんと約10,000株の紫陽花が植えられています。特に見ごたえがあるのは、紫陽花が「心」という漢字の形にデザインされて植えられているという点。まるで仏のこころを象るかのような、やさしく穏やかな風景が広がります。
境内にはあじさい園も整備されており、シーズン中は散策路をのんびり歩くだけで、心がほぐれていくような癒やしの時間を過ごせます。また、紫陽花だけでなく、四季折々の草花が咲き誇る自然豊かな空間も魅力です。

ただし、自然豊かな山あいに位置しているため、近年は熊の出没情報も報告されているようです。安全確保のために、あじさい園が一時的に立入禁止になっていることもあるので、訪問前に事前確認をされることをおすすめします。


大聖寺の御朱印
大聖寺は『西国愛染十七霊場 第七番霊場』です。その御朱印(このお寺ではご宝印)は、なんと5種類!

まず左が「大聖不動明王 山陽花の寺」の御朱印。右が「御観音 観音院(大聖寺奥之院)の御朱印です。朱印の梵字は観音菩薩の「サ」。

続いて左は「大黒天」の御朱印。大聖寺は「播磨・美作七福神霊場」のうち大黒天をお祀りしています。
右は「不動明王 本堂不動院」の御朱印。朱色で描かれた不動明王の梵字「カーン」が際立ちますね。

最後に「西国愛染明王 第七番霊場」の御朱印。朱色で書かれた「愛」の字が格別です。

今回ご紹介した、紫陽花が美しく咲き誇るスポット5選はいかがだったでしょうか?
季節の花を楽しみながらいただく御朱印は、ひと味違った趣があり、心にも深く残る巡礼となります。梅雨の時期はどうしても外出が億劫になりがちですが、雨に濡れていっそう色づく紫陽花と静かな寺社の空気に触れる時間は、きっと特別なひとときになるはずです。
ぜひ、紫陽花の美しい風景とともに、御朱印巡りの旅に出かけてみてくださいね。
紫陽花シーズンの御朱印旅のお供にぴったり!「紫陽花柄の御城印帳」!
今回ご紹介した寺院には、それぞれ個性豊かで魅力的な御朱印があり、紫陽花とともにその地の歴史や祈りに触れる旅を、より深く彩ってくれます。
そんな紫陽花シーズンの御朱印巡りにぴったりのアイテムが、こちらの「紫陽花柄の御朱印帳」です!


まずご紹介するのは、風合い豊かな「ちりめん表紙」タイプ。
表紙には上品な紫陽花柄があしらわれており、しっとりとした梅雨の風景にもよくなじむ、落ち着きあるデザインです。

手触りの良いちりめん生地は、まさに和の風情たっぷり!紫陽花の咲く境内を歩きながら、この一冊に御朱印を集める時間は、旅の思い出をより特別なものにしてくれるはずです!
中面は裏写りしにくい奉書紙を使用しており、使いやすさも抜群。持ち運びにも便利なサイズで、紫陽花寺めぐりのお供としておすすめです!

続いてご紹介するのは、繊細な美しさが光る「友禅和紙」の御朱印帳。京都の伝統工芸・友禅染の技法を活かした和紙を用いた表紙は、まるで一枚の芸術作品のよう!華やかさの中にも品があり、紫陽花の美しい季節の寺社巡りにもよく映えます。
こちらの御朱印帳にも、優雅な紫陽花柄が施されており、初夏のしっとりとした空気と調和するような上品な佇まい。軽やかで持ち歩きやすく、それでいてしっかりとした作りなので、長く大切に使えるのも魅力のひとつです。

中紙には、墨が裏写りしにくい高品質な奉書紙を採用。使い勝手にも優れています!

どちらのタイプも御朱印帳としてはもちろん、そのまま飾っておきたくなるほど美しい一冊!紫陽花に彩られた思い出を、この御朱印帳に丁寧に綴ってみてはいかがでしょうか。
さらに!さらに!!
「日宝はオリジナルの御朱印帳」も製作可能です。
お寺、神社のオリジナル御朱印帳の製作はもちろん、デザインや表紙素材のご提案も可能です!
現在、オリジナル御朱印帳のご検討をされている方はご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください〜^^
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岡山県岡山市中区今在家197-1(各所在地を見る)